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ショパン『ピアノ協奏曲第1番 ホ短調作品11~第2楽章ロマンツェ(ラルゲット)』

 

今日の一曲 


『ピアノ協奏曲第1番 ホ短調作品11~第2楽章ロマンツェ(ラルゲット)

Piano Concerto No.1 in Eminor, op.11 ll.Romanze: Larghetto』


作曲者:フレデリック・ショパン (1810-1849)ポーランド
Frederic Chopin

ロマン派 作曲家/ピアニスト

 

 

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優美な叙情、幻想的な表現、大胆な展開、39歳の生涯、ピアノの詩人

といえば、ショパンですね。

彼の作品の中で、私の大好きな曲、お気に入りはたくさんあります。

中でも、1830年ショパンポーランドを去る直前に作曲された、この美しい曲。

ピアノ協奏曲第1番 ホ短調作品11~第2楽章ロマンツェ(ラルゲット)
Piano Concerto No.1 in Eminor, op.11 ll.Romanze: Larghetto

 

弦楽合奏の後、あらわれるピアノの主題。楽章のあいだ弦楽合奏は和声として存在し、
ピアノが美しく歌っています。そのうちに技巧的に展開していき、終わりには弦楽合奏が主題を奏でて、即興的なパッセージで幕を閉じます。

この曲について、ショパンは手紙で、

「新しい協奏曲のアダージョは、
愁いを帯びて静かにロマンティックなものだ。春の美しい月夜のような...」
と書いています。初恋の人への想いが表現されているという説も。

 

この世界に、こんなに甘美で優しく、美しい曲があるのかと、何度聴いてもうっとりしてしまうのです。

この曲を聴くとき、私は夢の世界にいます。

とても、とても、しあわせな気持ちで。

 

儚げで繊細、夢想的。

曲の始まりの弦楽合奏がとても優美で、一瞬でその世界に引き込まれます。

この世界を表現しつつ、音にニュアンスをつけて、メロディーを歌わせるような、

この曲の魅力を十分にひきだせる演奏、理想ですね。

無理のない、きれいな澄んだ音で。

ショパン作品は本当に難しいと思うのです。
甘さが、くどすぎても、なんだか飾りすぎのように感じてしまうし、難しいところ。

叙情性、切なさ、純粋な心、その人なりの「ロマンス」というものを素直に表現してこそ、聴き手に伝わるのかもしれません。

曲を演奏するときには、作曲者の意図をしっかりと読み取って表現することが重要です。
ショパンを聴くとき、夢、恋、瑞々しさ、若さ、楽しさ、挫折、ワクワク、絶望、優しさ、パッション、そんな青春真っただ中みたいな感性を感じると、何だかときめいて心臓が高鳴る! 
私は、ショパン本人の演奏を聴いてみたかったな。
彼の曲は全体として色彩が若い印象もあります。39歳で旅立ってしまったので。

 

世界中のショパン弾きと呼ばれる方々の演奏を聴くと、やはり素晴らしいと思います。
いろいろな方の演奏を聴くと、解釈の違い等、それぞれ魅力がありますね。

私はスタニスラフ・ブーニンユンディ・リショパンが好き。
ブーニンはいつも自信に満ち溢れているし、ユンディの柔らかな感情表現には癒されます。
歴史的名盤といえば、ショパンと同じポーランド生まれの、アルトゥール・ルービンシュタインの演奏も美しい。
エミール・ギレリスの演奏も繊細で素敵だったのです。
彼は旧ソ連を代表する、「鋼鉄のピアニスト」なんて言われていたらしいけど、
意外にも内側にはやさしく繊細な熱いロマンスの思いを秘めていた人だったのかもしれません。

いつでも聴けるようにショパンの音楽を手元に置いておけば、ほんとうに、一生モノの価値がありますね。

 

 

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お読みいただきありがとうございます。
今日という日も、爽やかな、優しい風が感じられる一日でありますように。

 

nina

 

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