Magenta Pink の小鳥

First Impressions of Earth

ホームステイして気づいたこと

 

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大学1年のときにオーストラリアでホームステイした。期間は1か月。
シドニー郊外の家庭にお世話になって、近くの大学の英語クラスに通った。
短期間だったが、私の人生で初めての大きなチャレンジだった。
 
日本の家族や友達と離れ、ひとりで勉強や生活が出来るのだろうかという
大きな不安と緊張感。
同時に、ワクワクする高揚感。ホストファミリーは両親と3人の子どもたち、
どんな感じの家族だろうって思いながら、朝早くに空港に向かった。
父が運転する車の中「健康に気をつけるのよ」と助手席で笑っていた母だったが
空港に着くと別れ際、急に待合ロビーで泣き出した。
私まで泣きそうになってしまった。
 
ちょうどその頃に大学の先輩がオーストラリアの同じ地区にいて、
事前にいろいろな話を聞いていた。
あるとき、先輩がバスの中で友達と日本語で楽しく話していると
現地のオーストラリア人男性に
「英語で話せ!」みたいなことを言われて睨まれた経験があるそうで、
アジア人にあまり良い感情をもってない人もいるらしいということがわかった。
それを聞いてちょっと怖かった。
 
ホストファミリーは明るくて楽しい人たちで安心した。
これまでに、多くの学生たちを受け入れていて慣れている感じだった。
ホストマザーは教育関係の仕事をしていて、教育熱心な感じ。
「ねえ、KUMONは日本の学習教室でしょう?」と聞かれて、
一瞬なんのことかわからなかったけど
「うちの子どもたちがKUMON教室に通ってて、数学をやってるの」
と言われてびっくりした。公文教育研究会の海外進出すごいな、と思った。
 
ホストファミリーとの1か月は白人ファミリーの中に自分だけがアジア人。
引け目を感じる必要なんて全然ないけど、
やっぱりマイノリティってこんな気持ちになるよね。
字幕のついてない外国映画をずーっと観てるような感じ。
とくに父親の英語はオーストラリア訛りがきつくて
何を言ってるかわからないことがあり、気まずい思いもした。
「もう一度言ってくれませんか?」と頼めばいいとは思うんだけど、
なんか何度もそんなこと言うのが申し訳なくなっちゃって。大変だった。
 
通っていた大学のクラスでは、アジア系の学生以外に、コロンビア人、スイス人、
スペイン人の学生たちなどがいた。
日本にいると、日本人って無意識に白人側で意見を言ったりしてるの、
ときどき見るんだけど、なんでなのかなと思う。
結局、白人は白人に有利な考え方をする人が多い。白人の優位性をめっちゃ感じた。
オーストラリアでは、アジア系の学生はみんな仲がよかった。
韓国人や中国人など日本以外のアジア人学生たちと友達になれたことが
私はとても嬉しかった。
 
エッセイを書くクラスはすごく楽しかったが、私は小心者で勇気がなく
提示されたテーマについて、グループでディスカッションする授業が苦手だった。
英語が話せるといっても、意見や主張ができないと意味がないということが
私はよくわかった
少しくらい文法やアクセント間違えても、誰も気にしてない(気にしてる暇がない)
わきまえてたら空気になるし。
誰も対等に尊重してくれないし、自分が望むものは手に入らない。
 
大きな勇気をもって歩んでいく人間になりたい。