First Impressions of Earth

野鳥と空の色

ねこ好きの作家

 

ねこ好きな作家さんって多いですよね。

私もねこが大好きなので

面白い "猫エッセイ"  をみつけると嬉しくなります。

お気に入り2冊を紹介。

 

 

村上春樹  『ふわふわ』

 

ねこの温かい体温と柔らかさが伝わってくる。

やさしくて大好きな本。

ねこに甘えたい、包まれたい、という気持ちになる。

村上春樹の書く文って、いつでも表現が細やかで洒落てるんだよね。

ゆる~く書いてるけど、しっかり計算してますよ。

米国文学と Jazz が好きでたまらないって感じ

音楽みたいにリズム感とかスマートな見せ場とか解ってる。

"スウィングしなければ意味がない"

とか思ってそう。

It don't mean a thing,  if it ain't got that swing .... ♪ みたいな!

 

 

 

 

町田康  『猫にかまけて』 

 

町田康の本は

以前『夫婦茶碗』というのを読んだことがあり

そのときは頑張って最後まで読んだけど、やはり純文学は

私にはちょっと難しかったな。

町田ワールドの凄さは何となく理解したんだけど

結局よく意味が解らなかった思い出。

ねこについてエッセイを書いてることは全然知らなくて

偶然見つけたので読んでみると 

驚くほど面白かった! とにかく文章の魅力が凄いの

音楽みたいに愉しくて、どこまでも惹き込まれてしまいそう。

この本は著者が撮影した写真の数々も素敵。

ひとの優しいまなざしと

可愛いねこたちに癒され幸せな気持ち。

そしてせつない気持ちになる。