真夏のダイヤモンド
みんなの命が大切。
それはこの世界に「生命」が誕生してから
ずっと変わることはなくて
命というものは宇宙よりもずっと大きくて深くて
大切なものだ。
地球に生きる人みんなの命が尊い。
夏の夜、空から美しい星たちの光が生命を照らしている。
見上げるとひときわ明るく、青白く輝くベガ。別名は織姫星。
地球から遥か25.05光年もの距離からの
神秘に満ちたエネルギーと光、煌めきは
実に驚くことに、私のいる場所ここまで届くのだ。
真夏のダイヤモンドと呼ばれる
この星に感謝の祈りを捧げ
窓を開ければ、涼しい風が部屋のカーテンを優しく揺らす。
好きな本を夢中で読み、温かいお風呂に入り
お気に入りの音楽を聴きながら眠りにつく。
ささやかな安らぎの中にゆっくりと浸っていると
心がしずかに落ち着いてくる。
「幸せになりたい、もっと」みたいな願望は
どこまでも尽きないものだけれど
やはり本質は今「幸せに気づく」ことにあると
心の奥の声は私に語りかけてくる。