First Impressions of Earth

野鳥と空の色

成語について

 

 

活字中毒というわけではないけど、文字をみているのが私は大好き。

ただ、ひたすらに。ずっとみていたい。

とりわけ外国語で書かれた文などを適当に眺めて

この言葉が分からないなぁとか、前後の文脈から意味を推測するのとか面白いな。

ちなみに数字をみているのも好き。なんかずっとみちゃうんだけど!

これって私ちょっとおかしい?

 

漢字がすごく好きだから、大学の入学当時、第二外国語は中国語にする!と決めてました。

社会人として英語と中国語を今後も継続していくつもり。いつか海外で働いてみたいな。

HSK漢語水平考試)5級の中級者レベル、基本的な文法や聴き取り、会話ができる

ようになっても

「中国語って学ぶほど、更に難しくなっていくの(难上加难)どうして?」

「わー!何を言ってるのか全然わからないー」ってなることがある。 なぜなら

『ことわざ、慣用句、成語を豊富につかって会話する』ことって中国語では

とても一般的だったりするから。

 

例えば... う〜んそうだなぁ。日本語でいうとね

「あっ!また間違えちゃった。もう何してんの私〜 いつもはこんな失敗

なんてしないのにー!弘法も筆の誤り!」とか。

「またトラブルか。百聞は一見に如かず、すぐ現場に行きましょう」

「あんなにぐだぐだしてたのに結局、部長の鶴の一声で決まりましたよ〜」

「隗より始めよ。あなたが先ずやってみてくださいね?」みたいな。

 

こんな感じの言い回しが中国語では本当に多いような気がする。

会話中に『ことわざ、慣用句、成語』が頻繁に出てくるの。

 

使用頻度が非常に多いので、中国語を学ぶときに避けては通れないと思う。

これが中国語学習でいちばん難しいと感じること。

一つ一つ覚えていかなくてはならない。

 

大学生だった頃の夏休み、上海へ短期留学に行ったときに覚えた言葉。

「说到曹操曹操就到!」(曹操のこと話してたら曹操がきたよ!)と中国人の先生が

仰るのだけど「三國志の話?どういうこと?」と私はさっぱり訳が分からず

不思議に思っていたら。

噂をしていると、その人がやってきた という意味でつかう言葉

『噂をすれば影』のような慣用句ということだった。とても印象に残っている。

 

かっこいいねって彼に言うとき 『很帅』とふつうに言うことは出来るのだけど

『英俊潇洒』 という言葉もつかえる。容貌がかっこよく才能が優れており、

立ち居振る舞いがスマートで洗練されているニュアンスが加わる。

きれいな人と言いたいときも 『漂亮』で全然良いのだけど

『美丽动人』という言い方で表現することもできる。动という字は動の簡体字

美麗な様子で人の心を動かすという意味になる。

 

でも、どうして? わざわざ このように四字熟語(中国語でいう成語)をつかうの?

中国人の友人に質問したことがある。返ってきた答えは

「言葉に深みが出て、詩的でリズミカルな表現になるからじゃないかな?」と。

なるほど そうかもと思った。成語ってすてき。