The Worst First Day はじめて学校に行った日
最近私が読んだ英語の本から、ちょっと紹介。
1957年、アメリカ人で15歳の Elizabeth Ann Eckford さんは
史上初のアフリカ系生徒としてアーカンソー州の公立高校に入学します。
この日は彼女にとって初登校日。
今日のために可愛い服を自分でつくり、綺麗にアイロンもかけて登校しました。
だけど、それはそんなに容易なことではなかったのです.....
学校から1ブロック離れたバスを降りて、一人で歩いて入ろうとしましたが
州兵に邪魔されてしまいました。
白人の生徒たちも、彼女の入学を阻止しようとしました。
彼女を取り囲み、リンチすると脅しました。
「誰か、このニガーを引きずって木に縛りつけるのを手伝って」
「アフリカに帰れ、私たちの学校に来るな」という叫び声が聞こえました。
約400人の怒った群衆は、どんどん近づいて来ました。
彼女はバス停までたどり着き、涙を堪えることが出来ませんでした。
恐怖で膝は震え、学校までの1ブロックがとても長い道に感じました。
冷たい群衆の中の、一人の白人男性が来て彼女の隣に座りました。
「私にも15歳の娘がいる。あなたが泣いているのを彼らに見せないで」と言いました。
また、他の一人の白人女性が彼女を保護して、市バスまで連れて行きました。
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結局、この高校へ通って卒業したいという彼女の希望は叶いませんでした。
当時それは実現困難で、とても大きすぎる夢に思えました。
しかし勉学を諦めなかった彼女は、のちにオハイオ州の州立大学に入学して学び
夢だった歴史の学士号を取得しました。
現在の Elizabethさん
教育を受ける権利は人種や性別などに関係なく、本来すべての
人がもつべきもの。 今の時代ではそう思えるけど
それが普通ではない歴史があったのですね。
勉強することができるって 幸せなこと。 私も頑張ろうと思いました。
詳しい内容はこちらの書籍で。つよい心と勇気がもらえます♡
このできごとをインスピレーションに
Paul McCartneyさんは Blackbird を作曲したそうです🎵